ローダウンといえば!車高調のメリットデメリットを解説&S2000おすすめ車高調も
こんにちは!ほしおです。
カスタムといえばローダウン!ローダウンといえば車高調!
と言いつつも車高調って何?選び方がよくわからない…という方のために
メリットデメリットの解説とS2000用ですが車高調のおすすめメーカーをご紹介します!
- 車高調が欲しい
- 車高調って何かよくわからない
- 入れるとどんなメリットやデメリットがあるのか知りたい
- おすすめ車高調メーカーを知りたい
- 車高調についての基礎的な知識が身につく
- メリットとデメリットがわかる
- 車高調の選び方がわかる
- 車高調おすすめメーカーがわかる
車高調とは?
車高調整式サスペンションキットのことです。自由に車高を調整することができます。
みんな大好きローダウンをするための最もポピュラーな方法です。
ドレスアップ、純正品では満足できない方が走行性能を上げるために装着する機能パーツです。
サーキットを走る人がベストタイムを更新するために導入したり、
車高を低くしてドレスアップして楽しんだり、
車に全く興味の無いおばさまが、日常生活で軽自動車で峠道を行き来するときに純正脚のロールを抑えるために車高調を入れた、なんて例も聞いたことがあります。
どんな種類がある?
メジャーな物を大きく分けるとネジ式車高調と全長調整式車高調があります。
ネジ式車高調
全長調整式車高調(フルタップ式車高調)
構造による違い
ネジ式:車高調整するとサスペンションの動きに影響する
専門的な説明は省きますが、ネジ式は車高を調整した際にサスペンションの動きに影響が出るバネ(スプリング)部分を動かすので、スプリングに力がかかったり、下の図のように遊びが発生したりします
全長調整(フルタップ)式:動きに影響せず調整時のデメリットが少ない
上の画像に説明がありますが、全長調整式はバネ(スプリング)に影響しない所で車高を調整するので、調整してもサスペンションの動きに影響を及ぼしません。
どんな車高調を選べばいい?
車を使うメインの目的に合わせて選ぶ
スポーツカーのように走りが得意な車に乗っていると、愛車の性能を極限まで高めるためにサーキット用最高級車高調を選んだほうがきっと満足するに違いない!こっちの方が高いし!高級は正義!…と思うかもしれません。
しかし街乗りしかしない人が、サーキットに特化した、減衰力を何段階にも調整できる最高級車高調を使っても、性能を使いきれず路面のギャップを拾う度に車が跳ねて快適性も失われてイマイチ、純正の方が良かった…なんてことになりかねません。
メインの目的が街乗りなら街乗りに特化したものを選ぶ、高ければいいと言う訳ではないです。
街乗り用の車高調の方が安いから劣っている、なんてことはありません。
街乗り用=減衰力の調整を多段階でする必要が無い、サーキット用=調整範囲を広く、奥深くした結果コストがかかり高価、みたいなこともあるので、自分の目的に合った車高調を選びましょう。
構造に捉われず、車種専用に開発された車高調を選ぶ
全長調整式の方が構造的には有利ですが、「コストをかけて車種毎に専用設計されたサスペンションを選ぶべき」だと思います。
安い車高調だと、ダンパーやスプリングは他の車種と共用、取り付け部分だけ車種に合わせて開発されたような物が販売されています。
そういった物よりもその車種のサスペンションキットを開発するために膨大な量のテストを繰り返された車高調、つまり
ねじ式・全長調整式といった構造に捉われず、開発にコストがかかっている車高調を選ぶほうが良いと思います。
KWの車高調は100%車種専用設計らしく、ネジ式ですが安い全長調整式車高調よりも満足度が高くなる良い例だと思います。
あら?いつまでネジ式車高調だからって食わず嫌いしていらっしゃるの?
— 𝗞𝗪 𝗝𝗔𝗣𝗔𝗡🇯🇵𝗼𝗳𝗳𝗶𝗰𝗶𝗮𝗹 (@KWautomotiveJP) October 19, 2020
乗ればきっとKW車高調の良さが分かって頂けるというのに…ふふ… pic.twitter.com/UMxm5rgO8V
単純に車高を下げるだけなら特にどれを選んでも問題ないと思いますが、
自分の車種のキャラクターを活かすために作られた+自分の使う目的にマッチした車高調を選ぶほうが良いと思います。
車高を下げたいだけなら他の選択肢も
- 目的とかは特に無いけれどもとりあえず車高を下げたい
- ほどほどに車高が下がればそれでいい、後から調整するつもりもない
- 純正足の乗り味が気に入っているが車高だけ下げたい
なんて方は純正形状サスペンションキット、ローダウンスプリングという手段もあります。
純正形状サスペンションキットについては以下の記事で解説しています。
車高調との比較もしているので、よければご覧ください。
車高調のメリット・デメリット
車高調のメリット
- 自分好みに車高を調整できる
- 減衰力を調整して乗り味を変えることができる
- 走行性能を上げたり、街乗りを快適にしたり、自分好みの性能に変えられる
- スプリングを交換すればさらに自分好みに変えられる
- 各ショップがオリジナルの車高調を出していたり、選択肢が多い
とにかく自分の好きなように調整できる、ということがメリットです。
サーキット特化・ドレスアップで理想のツライチを攻める・ドリフトしやすい車に…など自分の好きなようにチューンしていくことができます。
車高調のデメリット
- 部品代が高価、取付工賃が高価
- 自分好みに調整すると車のバランスが崩れることがある
- 車高を下げすぎて車を傷つけるリスクが高まる
- 定期的なオーバーホールが必要
デメリットは部品代が高価であり、取付工賃がかかること、さらにアライメントの調整が必要になるなどコストがかかることです。
また純正脚がコストをかけて開発されていると車高調を取り付けることでデチューン(性能を低下させる)になってしまう可能性があります。
車高を下げると車の見た目は良くなるのですが、下げすぎるとコンビニや飲食店に入る時の段差でバンパーや車体の下周りを擦って傷をつけてしまうリスクが高まります。(慣れれば当たった時の音で大丈夫かそうでないかがわかります)
また車高調は消耗品なので、定期的なオーバーホールが必要です。(分解・洗浄・部品交換・再組)
オーバーホールの適時は使用状況により変動しますので、下記を参考に早めのメンテナンスをお奨めいたします。
競技・スポーツ走行中心1年に1度
ストリートユース2年に1度
走行距離の極端に多い方1年に1度
これらの期間内であっても、オイル漏れが発生している場合はオーバーホールによる修理が必要です。漏出したオイルに塵や砂が付着し、より大きな損傷の原因となる場合があります。
おすすめメーカー
ここからは街乗り派ワインディングエンジョイ勢の筆者がS2000用のおすすめ車好調をご紹介します。
最後のショップオリジナル以外はS2000以外の車種も出しているメーカーなので、参考にしてもらえればと思います。
- HKS
- OHLINS
- TEIN
- 各ショップオリジナルサスペンション(サーキットユーザー)
有名所ばかりですが、「王道こそ覇道」で間違いのないメーカーだと思います。実際に買う前に他の人の車に乗ったり、ご自身の目的に合わせて自分が「いいな」と思ったものをチョイスしてみてください。
S2000用おすすめ車高調
HKS HIPER MAX シリーズ
HKSの車高調シリーズですが、最近HIPER MAX Rという新しいモデルが発売されました。S2000用としては最新という点で非常に気になります。私はHIPER MAX ⅣSPというモデルを使っています
OHLINS
社外サスペンションといえば、というメーカーです。以前OHLINSの脚を取り付けた車に乗せてもらった時のしなやかさに驚いたので、いつか付けたいパーツです。
TEIN
コスパが良く、私の周りでも装着されている方が多いです。
ショップオリジナル車高調
イーグルショップ浦和
S2000の整備実績が豊富なイーグルショップ浦和さんのオリジナルサスペンションキットです。純正マウントを使うので車体にも優しく街乗りに適した車高調だそうです。お店に行った際も店長さんが親身になって相談してくださり、素敵な方でした。
http://www.eagleshop-urawa.co.jp/menu/s2000/suspension/
CSO
S2000を知り尽くした有名ショップが手掛ける車高調キットです。ショップの方自身がサーキットを走り込んで製品を開発されているので、サーキットユースの方でも満足できるかと思います。
まとめ:自分好みに車を仕立てられる魅力的なパーツ
サスペンションを交換すると性能や見た目がガラッと変わってカスタム満足度はかなり高いパーツです。
その分高価であり、ハードルが高いですが、ぜひ導入を検討してみてください。
高価なものが良い、という訳ではないので、自分の目的にマッチしたものを選んでください。
以上、ローダウンするならやっぱりこれ!車高調のメリットデメリットを解説&S2000おすすめ車高調もという記事でした!