メンテナンス

いちばん丁寧なエンジンオイル交換

hoshi2000

こんにちは!ほしおです。

カー用品店やディーラーでオイル交換をする時、

工賃高いなあ、予約や待ち時間が面倒だなあ、そう思ったことはありませんか?

いっそのこと自分でやってみませんか?

自分で作業できれば好きなタイミングで交換することができます。

急に休みができた時にAmazonで翌日に届くオイルを買ってサッと作業、浮いた工賃で少しリッチなご飯を食べる、なんてこともできると思います。

もちろん車への愛着も湧いて車に詳しくなって一石三鳥ですね。

今回は車を購入してから5年以上自分でオイル交換をしている筆者がS2000のエンジンオイルを交換した時の作業写真を使ってどこよりも丁寧に解説していきます!

最後まで見ていって下さい!

準備するもの

必要な道具の一覧
オイル交換に必要な道具

必要不可欠な物

  • Egオイル
  • オイルジョッキ
  • オイル受け皿
  • ワッシャー
  • オイル処理材
  • メガネレンチ

あると便利な物

  • パーツクリーナー
  • ニトリル手袋
  • マイクロファイバークロス
  • キッチンペーパー

フィルター交換するなら必要になる物

  • オイルフィルター
  • ラチェットレンチ
  • フィルターソケット

必要不可欠な物

Egオイル

交換用のエンジンオイルです。

0W-40,5W-40など種類がありますが、迷ったら自動車メーカーの指定の純正オイルを入れましょう。

私のS2000には5W-40のMobil1を入れています。

予算が許せばWAKO’Sの4CRがおすすめです。

Mobil1エンジンオイル 4L缶 5W-40
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WAKO’S RAClNG SPEC 4CR 5W-40 4L

オイルジョッキ

エンジンオイルをエンジンに入れるためのジョッキです。

入れるオイルの量を管理するために目盛付きのものを使ってください。

私はアストロプロダクツさんのジョッキを使っています。

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オイル受け皿

交換前のエンジンオイルを貯めるために使います。

抜くオイルの量ギリギリの容量のものを買ってしまうと動かす時に溢れてしまうので

オイル容量に余裕のある大きいものを買いましょう。

私が持っている物よりも便利なものがあったのでそちらのリンクを貼っておきます。

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ドレンワッシャ

エンジンオイルを抜いた後、ドレインプラグ(ボルト)とエンジンの間に挟むワッシャーです。

このワッシャーが潰れて隙間を埋めてくれる役割を持っています。

再使用不可部品なので必ず交換します

車種によって適合を確認して購入して下さい。

オイル処理材

出したオイルを吸ってくれる処理材です。中には綿のようなものが入っていて、オイルを吸った後燃えるゴミとして処理することができます。

ホームセンターなどに売っています。

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メガネレンチ

ドレインプラグ(オイルが漏れないよう蓋の役割をしているボルト)を外すときに使います

慣れないうちははボルトが中々緩まないので、力が入れやすい長めのものを買うと良いと思います。

こちらの記事でおすすめの工具セットを解説しているのでよければ参考にして下さい。

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あると便利な物

パーツクリーナー

エンジンの下や道具などについてしまったオイル汚れを落とすためのパーツクリーナーです。

油を強力に落としてくれるので掃除するのに効果的です。

オイルを拭き取ったり掃除する際にはすぐに乾いてしまうものより遅乾性の方が使いやすいです。

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ニトリル手袋

保護具として手袋をした方が良いです。

ニトリル手袋は工具を持つときに滑りにくくなるので力も入れ易くなります。

軍手だとオイルが滲んで手が汚れたり、オイルが熱くて火傷したりしますがこのタイプの手袋だとそういった心配がないのでおすすめです。

Tayama ニトリル 使い捨て ゴム手袋 黒 100枚

マイクロファイバークロス

普通のタオルや使用済みの衣類でも問題ありません

布製の吹けるものがあった方が掃除する際の効率が上がるので用意しておくと良いと思います。

キッチンペーパー

入れたオイルの量を見る時に使います。

白いのでオイルどの位入ったかを確認するのに便利です。

また使い捨てられるのも良いと思います。

フィルター(エレメント)の交換に必要なもの

ここからはオイルフィルターの交換に必要なものを紹介します。

オイルフィルターはオイル交換2回に1回交換すると良いです。

オイルフィルター

Egオイルの不純物を濾過してくれるフィルターです。

ずっと使い続けると濾過性能が落ちてEgの不純物が取り除けなくなるので、

定期的に(オイル交換2回に1回)交換するようにしましょう。

S2000には下記リンクの物を使用しました。

ラチェットレンチ

次に使うフィルターのソケットを回すために使います。

車によってはフィルター周辺に工具を動かすスペースが少ない場合もあるので、ラチェットを使うと便利です。

ラチェットレンチもこちらの記事で紹介したおすすめの工具セットの中に入っているのでよければ参考にして下さい。

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フィルターソケット

フィルターを適正トルクで締め付けるために使います。

フィルターを取り付けるときに締めすぎるとゴムがちぎれたりしてトラブルの元になるので、

適正トルク(3/4回転)を確認できるようになっているこのソケットを使っています。

フィルターのサイズ毎にソケットのサイズも違うので注意して下さい。

私は下記のソケットを使用しています。(s2000用Z8-Mのフィルターに適合)

PIAA オイルフィルター用 カップ型レンチ W65

オイル交換の具体的な手順

今回はフィルターも一緒に交換する際の手順をご説明します。

オイル交換の手順
  1. ジャッキアップする
  2. 古いオイルを抜く
  3. ドレインプラグを締める
  4. フィルターを交換する
  5. 新しいオイルを入れる
  6. オイルの量を確認する
  7. 漏れがないか確認する
  8. オイルを処理する
  9. 道具を片付けて完了!

❶ ジャッキアップする

Egオイルを下から抜くために車体を上げます。

ジャッキアップの詳細な手順はこちらの記事の前半で解説しているので、よければ参考にしてください。

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❷ 古いオイルを抜く

オイルを暖めて抜けを良くする

エンジンオイルが冷えたままだと抜くのに時間がかかるのでオイルを暖めるために2〜3分程暖機(エンジンをかけてそのままにしておく)します

ドレインプラグを緩める

メガネレンチを使ってドレインプラグを緩めます。

ドレインプラグを取る

工具を使って緩めたら、手で回していきます。

ボルトを抜くとオイルが勢い良く飛び出してくるので、下にオイル受け皿を準備して抜きます。

抜いたオイルを確認する

余裕があれば抜いたオイルを確認しましょう。

オイルが汚れていると写真のように真っ黒でドロっとします。

あまりにも黒く、ドロっとしているようなら次回の交換スパンを短くしましょう

また入れた量に対して抜いた量が極端に減っているとオイル漏れや不調の可能性があるので、

注意して確認しましょう。

出てくるオイルは熱いので触って火傷しないように注意

確認するポイント
  • 黒く汚れていないか
  • 粘度が高くないか
  • 量が減っていないか

❸ ドレインプラグを締める

オイルを抜き終わったら、すぐにドレインプラグ(ボルト)を締めましょう。

ボルトを抜いたままオイルを入れると大惨事になるので注意してください。

パッキンは平たい方がボルト側、角が丸い方がオイルパン側です。

ワッシャー(パッキン)は新しいものを取り付けましょう。

パッキンの向きは

平たい方がドレインプラグ側、少し丸みを帯びている方がオイルパン側です。

(オイルパン側でワッシャーが潰れて隙間がなくなる仕組みなので、

丸みを帯びている方をエンジン側にしてください。)

ボルトを締める際にパーツクリーナーでオイル汚れを落としておきます

メガネレンチなどを使ってボルトを締め付けます。

❹ フィルターを交換する

フィルターを交換していきます。基本は

  • 古いフィルターを外す
  • 新しいフィルターを取り付ける

です。

フィルターを外すとオイルが噴き出してくるので、必ずオイルを抜いてからフィルターを外しましょう

※この工程はフィルターを交換しない場合には不要です

古いフィルターを外す

フィルターソケットとラチェットレンチを使って古いフィルターを外していきます。

フィルターに入っているオイルが漏れ出てくるので、オイル受け皿を下に置いて外しましょう。

最初は工具を使って緩めて
ある程度緩めたら手で回していきます

新しいフィルターにオイルを塗る

ゴムが千切れないように、フィルターのゴムパッキンに新しいオイルを塗って滑りをよくしておきます。

ゴムパッキンにオイルを塗っておかないと締めた時にゴムパッキンがちぎれてしまう可能性があるので、滑りを良くするためにオイルを塗ります

新しいフィルターに新しいオイルを塗っておきます

新しいフィルターを取り付ける

フィルターソケットを使って新しいフィルターを取り付けます。

フィルターがエンジンの座面に当たったら、フィルターソケットを使って3/4回転締めていきます。

締めすぎるとエンジンのオイルパンを痛めてしまいトラブルの元なので、適正トルクを守るようにしましょう

ソケットに数字が書いてあるので、3/4回転の目安にしてください

❺ 新しいオイルを入れる

新しいオイルを計量して入れていきます。

今回はS2000のエンジンオイルをフィルター交換込みで交換するので、4.8L使用します。

Mobil1 5W-40 4L缶と1L缶を用意しました

4L以上使う場合は1L缶から先に使うと余りを蓋のできる4L缶で保存できます。

1L缶から先に使い切ります
オイルジョッキの目盛を使って規定量を入れていきます
4.8Lより少なめに入れてレベルゲージで確認後、足りなければ追加します

写真は添加剤ですが、オイルフィラーキャップを外して新しいオイルを入れていきます。

❻ オイルの量を確認する

新しいオイルを入れて、暖機運転を一分ほどした後レベルケージを使ってオイルの量を確認します。

液面がL(Low)~M(Minimum)の間であればOKです。

キッチンペーパーを使うと分かりやすいです。

❼ 漏れが無いか確認する

オイルの量が問題なければ、エンジンをかけて暖気をしながらドレインプラグ、フィルターからオイルの漏れが無いかどうか確認します。

❽ オイルを処理する

オイルの交換作業が終わったら、受け皿に溜まったオイルをオイル処理材の中に入れます。

オイル処理剤の中身はビニール袋に綿のようなものが入ったもので、オイルを吸ってくれます

ペーパーなど交換に使ったものはこの袋にまとめて捨てると便利です

オイル汚れを掃除して汚れたウエスも一緒に捨てることにしました
結束バンドが入っているので中身が漏れないようにしっかりと封をします

❾ 道具を片付けて完了!

オイル交換が終わったらジャッキアップした車体を降ろして工具類を片付けて完了です!

お疲れ様でした!

まとめ

 長い記事を読んでいただいてありがとうございました。

注意点などは幾つかありますが、

自分でできるようになると予約の手間や無駄な待ち時間が無くなったり

車高が低くてディーラーや大手カー用品店に嫌な顔をされる、という煩わしさからも解放されます。

何より自分で作業をすることで車への愛着も湧いて大切にできると思います。

ぜひ自分でオイル交換にチャレンジしてみて下さい!

以上いちばん丁寧なエンジンオイル交換という記事でした!

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ABOUT ME
ほしお
ほしお
自動車メーカー社員→車磨き・コーティング屋さん
車が好きすぎてト⚪︎タ系大手部品メーカーを退職、磨き・コーティング屋で独立目指して修行中 前職や日々の仕事で得た”車を今より善くする”情報を発信します。
愛車:s2000,N-ONE,スカイライン(ER34),クラウン等
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