【長く乗る為に】街乗り仕様のS2000カスタム事例&変えて良かった部品ベスト3
こんにちは!ほしおです。
S2000はすでに生産が終了してかなりの時間が経過しているため、各部の劣化や損傷など、そろそろリフレッシュが必要な個体も多いです。
リフレッシュのついでにカスタムをすると快適性を上げたり、乗り心地を自分好みにできたり、車両価値を維持できたり運転の楽しさを向上させたりと様々なメリットがあります。
そこで今回は、S2000に5年乗っている私が今まで集めた情報や実際に行った事を元にリフレッシュとカスタムに関するおすすめポイントと方法をまとめました。S2000に長く乗るために、ぜひ参考にしてください。
- S2000に長く乗るためのリフレッシュポイントを知りたい
- S2000の街乗りカスタムの参考情報が欲しい
- S2000のリアに9.5J+45のホイールを入れたい
- 筆者的変えて良かった部品ベスト3
- 長く乗るために筆者が行ったリフレッシュ&カスタム箇所
- S2000のリアに9.5J+45を入れるために必要なこと
外装(前期→後期化)についての情報をまとめた記事もあるのでよければ読んでみてください。
個人的変えて良かった部品ベスト3
まず最初に変えて良かった部品ベスト3をご紹介します。下の方に各部品についての詳細がありますのでよければそちらも読んでみてください。
第3位 ディスプレイオーディオ アルパインDA7&バックカメラ
ディスプレイオーディオのおかげで現代化が一気に進みます。音楽・ナビ・バックカメラ現代の車の装備で必要最低限の機能だけを使えるシンプルで最強の装備。めちゃくちゃ快適性が上がりました。
ディスプレイオーディオについての解説記事やお勧めのディスプレイオーディオについての記事もあるのでよければご覧ください。
DA7も良いですがおすすめのディスプレイオーディオはこちら
第2位 フルバケットシート RECARO RS-G
第2位はフルバケットシートです。S2000のような運転を楽しむ車には是非つけたい装備です。車との一体感が向上し、運転が3倍楽しくなります。
第1位 タイヤ ADVAN NEOVA AD08R 215/45R17,245/40R17
後述していますがタイヤをランクが上のものに変えるだけで車全体(ブレーキ,加速…etc)のレベルが上がります。最もお金をかけるべき場所だと思いました。
現在はNEOVA AD08Rの後継AD09が購入できます。
・S2000AP2純正ホイールフロント用
・S2000AP2純正ホイールリア用
脚周り・駆動系編
タイヤ ADVAN NEOVA AD08R
せっかくのスポーツカーなので良いタイヤを履かせてみたいということでNEOVAを履かせていました。サイズは後期純正と同じです。(前:215/45R17,後:245/40R17)交換したらブレーキを強化したのかという位によく止まる、食いつきが良いので加速が良くなった気がする等車全体の性能が底上げされた印象でした。
タイヤは消耗品なので予算との兼ね合いが難しいですが、良いタイヤを履くと車がレベルアップするのでぜひ高ランクのタイヤを履いてみてください。
現在はAD08Rの後継としてリニューアルされたAD09が新品で購入できます。
S2000AP2純正ホイールフロント用サイズ
S2000純正ホイールリア用サイズ
RAYS VOLKRACING CE28SL
ホイールはRAYSのCE28の中古品をヤフオクで購入しました。
フロントは9J+60,リアは9.5J+45です。
18インチにしたのでゴムのたわみがなくなった分、よりダイレクトに路面を感じます。
17インチの時はスプリングのバネレート:10kgで問題なかったのですが18インチ化してからもう少しバネレートを上げたいと思うようになりました。
S2000のリアに9.5J+45を収めるには
S2000は特殊なオフセットゆえホイールを選びますが、魅力的なホイールは大体9.5J+45で入りません。
私がS2000乗りの知人に聞いたり、ショップの方に聞いた方法をいくつかご紹介します。
- リアバンパー折り返し部分の切除
- フェンダーの爪折
- フェンダーの叩き出し
- 純正アームでネガティブキャンバー2.5度以上(もしくはアームの交換)
- ローダウン
が必要になるそうです。フェンダーを広げるか、角度をつけてホイールを寝かせるしか入れる方法が無いようです。
アームの交換を行うのがセオリーですが、純正アームでキャンバーをつけるために
AMTECS キャンバージョイント・J ‘sRacing ハイキャンバージョイント
等を取り付ける方法もあるとのことです。
サーキットを走るS2000作りが上手いショップの方に聞いた時は、しっかりと車高を下げてフェンダーやリアバンパーへの干渉を避けるためには18kg~22kgのバネレートが望ましいと言っていました。
脱線してしまいましたがご参考になれば嬉しいです。
純正キャリパーオーバーホール
発売から20年以上経つ車なので純正ブレーキをオーバーホール(分解・洗浄して不具合のある部品を交換して再度組み付けること)しました。
ピストンの錆があったため、ピストンとシール(ゴム部分)は新品に交換しました。
シールキットはこちらのミヤコ自動車工業のシールキットを使いました。
※購入前に適合の確認を行なってください
汚れで黒ずんだキャリパーはガンメタの耐熱塗料をハケで塗ってリフレッシュさせました。
使った耐熱塗料はこちら
(ガンメタの色が濃くてあまりリフレッシュした感がないですが、足車のN-ONEに塗ったメタリックの方が発色が良く新品のキャリパーの様な色でおすすめです)
DIXCEL ブレーキローター Type FS
ブレーキのオーバーホールにあたってローターも交換しました。
DIXCELのブレーキローターがスリット入りで熱処理されていてコスパが良かったです。
DIXCELのS2000フロント用は”3315007”、リア用は”3355008″です。
こちらはローターの真ん中部分をシャシーブラックで黒く塗装して取り付けました。
ブレーキパッド winmaX ARMA SPORTS AP2
ミニサーキットの走行会に参加するときに純正のブレーキパッドからこのwinmaXのARMA SPORTS AP2に交換しました。
最初はACREのパッドにしようかと思っていましたが、S2000で有名なショップのARVOUの柴田さんがおすすめされていたwinmaXのこのパッドにしました。
踏み込んだ初期にしっかりと効くタイプでブレーキの多いミニサーキット向けのパッドだなと感じました。
踏み込んだ分だけ効く感じでコントロール性も良く、変えて良かったなと感じました。
ただし純正と比べてブレーキダストが多いので洗車が少し面倒になるかもしれません。
winmaX公式HP ARMA SPORTS製品紹介ページURL
HKS HYPERMAX SPⅣ
サスペンションキットはSPOONの純正形状サスペンションキットと迷ったのですが、HKSのHYPERMAX SPⅣという車高調を知人から安く譲ってもらったので使っています。
現在は後継のHIPER MAX Rという商品が出ています。HIPERMAX SPⅣからHIPERMAX Rに変えた人に話を聞いた所、よりしっとりとした乗り味、今風の車高調と言っていました。S2000の車高調の中ではおそらく最新の車高調なので最新の技術が投入されてバージョンアップしています。
元々ついていたスプリングのバネレートが16kgで街乗りしかしない自分には少し硬かったので
swiftの10kgのスプリングに後から交換しました。自分好みに乗り味を変えられるのが車高調の良い所ですね。
純正形状サスペンションキットと車高調についてはこちらの記事で解説しているのでよければご覧ください。
無限サスペンションブッシュ打ち変え
中古でS2000を購入して初めに行ったカスタムがサスペンションブッシュの打ち変えです。
ブッシュ交換後初めて乗った時に感じたことは『とにかくシャキッとした』ことです。
またブレーキを踏んだ時に荷重がスムーズに前にいくような印象を受けました。工賃を含めると高額ではありますが、リフレッシュしたいと思っている方にはかなりお勧めです。
エンジンマウント・ミッションマウント交換
エンジンマウントとミッションマウントも交換しました。ミッションマウントはあまり損傷が無かったのですが、エンジンマウントは下の写真のように破損していました。
交換前は高速で不快な振動がかなりあったのですが、交換後は不快な振動が減って乗った後の疲れも減りました。一度も交換していない方は交換することをお勧めします。
amis ドライブシャフトスペーサー
S2000は車高を下げるとドライブシャフトがバンザイする形になって負荷がかかり、ドライブシャフトが壊れる(リアのブレーキの容量不足による熱害も故障の要因の一つ)可能性が高まるそうなのでドライブシャフトスペーサーを導入しました。
内装編
RECARO RS-G
交換して一番良かったランキングベスト3に入る部品です。S2000はどうせリクライニングするスペースもないのでフルバケにしましたが、体がホールドされることで車と直結した感じがして運転がより楽しくなりました。
フルバケだけでも是非交換してもらいたいです。運転の楽しさが激変します。
デメリットは乗り降りがしづらいことと体型が変わるとシートに収まらなくなってしまうことですね…
NR-Gクイックリリース+ショートボス
乗り降りがしやすくなるように+盗難対策で取り付けました。
車から降りたらステアリングは家で保管しています。プロの窃盗団に狙われたら無意味な対策ですが少しでも面倒な車と思わせてターゲットから外すのが狙いです。
momo FULL SPEED 328D
フルバケの導入でステアリングを手前に出したくなり、小径・ディープコーンのステアリングに交換しました。
細身なのでメーターが見やすいです。またステアリングのトップにマーキングされているのでどこまでハンドルを切っているかがわかりやすいです。ラリーカーみたいでお気に入りのポイントです。
私はステアリングセンターがホワイトの物にしましたが、他にもレッド、ブラックがあります。
HONDA NSX-typeS用ホーンボタン
ホンダ車に乗っているとどこかにNSXのパーツを入れたいと思いますよね、ブラックで地味なのですが、この純正感がお気に入りです。
ナビパネル付ダッシュボード
私のS2000はナビパネルが付いていないダッシュボードでしたが、ディスプレイオーディオを取り付けるためにダッシュボードを交換しました。ショップに頼むと工賃が10万円を超えることもあるそうですが、もしもう一度やる必要があるとしたら間違いなく工賃を払って頼みます。2度とやりたくないです。
ディスプレイオーディオ アルパイン DA7&バックカメラ
S2000の狭いダッシュボードに収まる貴重なディスプレイオーディオです。
ナビ・音楽再生関連機能は最近の車と遜色が無いくらいに現代化しました。かなり満足度が高いです。
Apple Carplay,Googlemap,Spotify…スマホで音楽とナビを賄う私にとってはかなり快適になりました。そしてやはりバックカメラがメインモニターで使えるのが便利です。
少し古い車に乗っていても新しい便利な装備を取り入れる権利はあると思います!
S2000に取付可能なディスプレイオーディオ
S2000に取り付け可能なディスプレイオーディオはアルパインのDA7とカロッツェリアのDMH-SZ700がありますが予算の都合でDA7にしました。カロッツェリアにすれば良かったなーと少し後悔しています。
最大の違いはHDMI入力端子の有無です。
ディスプレイオーディオについて詳しくは以下の記事で解説しているのでよければご覧ください。
後期センターコンソール
前期用のセンターコンソールはドリンクホルダーが一つしかないので定番の後期センターコンソールに交換しました。真ん中にはアルカンターラ調シートを貼り付けて傷を隠しています。
スッキリしてドリンクホルダーも増えて満足度が高かったです。
国内市場でかなり値段が上がっていたのでセカイモンで探していると、誤って安かった左ハンドル用を購入してしまい、サイドブレーキを右側に移設しました。移設にかかる手間と部品代を考えると割に合わなかったです。
後期赤ドアトリム
ワンポイントにドアトリムの内側が赤い後期用に交換しました。取り付けはポン付けでした。
真っ赤ではなく少し彩度の低い深みのある赤色でとてもいい色です。内装部品は常に目に入るので変えると満足度が高いです。
下の方にポケットティッシュか小銭入れしか入らないような大きさの小物入れがあるのですが、とにかく室内に収納の少ない車なのであると割と便利です。
まとめ
S2000はオープンカーで旧めの車ということもあり、ボディや内装の劣化が早い傾向にあります。また長年使用しているエンジンや足回りも消耗や劣化は避けられません。
リフレッシュのついでにカスタムを行うことで乗り心地や快適性を自分好みに変えられる+車両価値の維持などのメリットがあります。
新品で購入できる物に関してはリンクを貼っておくのでよければ参考にしてみてください。以上、S2000のリフレッシュ&カスタムで乗り味アップ!具体的な方法とおすすめパーツを紹介という記事でした!