タイヤワックスの種類・メリットとデメリットについて解説!
こんにちは!ほしおです。
皆さんは洗車の最後にタイヤワックスって塗っていますか?
車が好きすぎて自分で綺麗にしたいと思った結果コーティング屋に転職してしまった筆者がタイヤワックスを塗るメリットデメリット・選び方からおすすめ商品まで解説していきます。
- タイヤワックスを塗るメリットとデメリットがわかる
- タイヤワックスを選ぶ際の注意点がわかる
- おすすめのタイヤワックスがわかる
こんな人が多いと思います。
安売りしているものを適当に買ったり、そもそも面倒で塗っていないなんて方もいると思います。
この記事のまとめですが、
ということです。下で順番に解説していきますので、この記事を読めば自称洗車マニアの間違った情報に惑わされる事なく、タイヤワックスを塗るメリットや意味などをしっかり理解できると思います。
- タイヤワックスを塗るメリットとデメリットを知りたい
- 自分の車をワンランク上の綺麗さに仕上げたい
- 色々種類がありすぎてどのタイヤワックスを選べばいいかわからない
タイヤワックスを塗る意味は?
そもそも
- なぜタイヤワックスを塗る意味があるの?
- 塗るとなんのメリットがあるの?
- タイヤを洗わないとどうなるの?
ということについて解説していきます。
タイヤは劣化・汚れで茶色く変色し、汚くなっていく
タイヤは手入れをしないと茶色く変色していきます。
主な原因は二つ
- ブレーキダストが付着して茶色くなる
- タイヤに含まれる「老化防止剤」が茶色く変色する
❶についてはブレーキローターとパッドが削れた時のブレーキダストがタイヤ・ホイール全体に付着して錆びた汚れが付着するパターンです。
❷についてはタイヤに含まれている劣化防止剤や亀裂防止剤といった保護成分が表面に滲み出て、紫外線によって化学反応を起こして表面が茶色く変色してしまっているパターンです。
茶色になってしまっているのは、保護剤(老化防止剤)が光と反応して変色しているだけなので、きれいに洗ってあげてあげれば 元どおり黒くなります。
このようにタイヤは放置していると茶色く変色してしまい、汚なくなってしまいます。
(水や洗剤を使って表面の汚れを落とせば黒く元に戻ります)
汚れたタイヤは車を汚く見せてしまう=黒さを維持することが大切
タイヤは放置していると自然と汚くなってしまいます。
人間の革靴やスニーカーと同じで、全身をブランド物で固めていても靴が汚くてなんとなく残念な人っていますよね。
タイヤも同じで、汚い靴を履いて街中を歩いている人のような印象を与えてしまうので
車の綺麗を維持する=タイヤの黒さを維持することが大切です。
タイヤの黒さを際立たせ、艶を出すことで車全体が綺麗に見える
下の画像はタイヤワックスを塗る前後の写真を撮ったものです。
写真だと少し分かりづらいのですが、ワックスを塗ってある方が新しく、綺麗に見えませんか?
タイヤワックスで艶や光沢が出る仕組み
ではなぜタイヤワックスを塗ると艶や光沢が出るのか、調べた情報をまとめてみました。
タイヤの表面にシリコンをのせることで艶や光沢が出る
ワックスにはシリコンが含まれており、このシリコンをタイヤ表面に塗ることによって艶や光沢を出しています。
シリコンを液体に溶かす為に水を使うか、石油系用剤を使うかで水性、油性の2種類に分かれます。
タイヤワックスの種類
大きく分けて水性と油性の2種類がある
シリコンを水に乳化させたものが(ドレッシングを振ると水と油が混ざり合うイメージ)水性
石油系溶剤を使ってシリコンを溶かしているものが油性となります。
種類 | 効果(艶の出方) | タイヤへの攻撃性 | 耐久性 | 価格 |
---|---|---|---|---|
水性 | 自然な艶 | 攻撃性が低い | 雨で溶ける | 割高 |
油性 | テカテカとした 鮮やかな艶・光沢 | ゴムが劣化 | 水を弾き、長持ち | 水性よりも安め |
攻撃性が低い水性ワックスがおすすめ
どちらを使えば良いの?ということについてはタイヤへの攻撃性が低い「水性」のタイヤワックスをおすすめします。
タイヤメーカーも有害物質(石油系溶剤等)を含むタイヤつや出し剤を使用しないよう、注意喚起しています。
市販の瞬間パンク修理剤またはタイヤつや出し剤等で、タイヤに劣化等有害な影響を及ぼすものは使用しないでください。
おすすめタイヤワックス
ここからは私が実際に使ってみて良かったと思うおすすめ水性タイヤワックスをご紹介します。
ソフト99 ディグロス ギラエッジ
大手洗車用品メーカー、ソフト99さんのディグロスギラエッジです。
水性とは思えないほど艶が出ます。スポンジ部分が薄いので低扁平タイヤ(ゴム部分が薄いタイヤ)に塗りやすいです。
塗った直後はこれくらいの艶が出ます。
内容量は1本:70mlで3〜4台のタイヤにしか使えないのが玉に傷です…
水性とは思えないギラギラとした艶が魅力的ですがあまりコスパが良くないので、
置きイベントやミーティングなど、ここぞという時に使いたいですね。
コメリCRUZARD(クルザード) タイヤワックス スプレー
もう一本のおすすめはホームセンターコメリのオリジナル洗車ブランド、CRUZARD タイヤワックススプレーです。
スポンジなどを別に用意する必要がありますが、なんと驚異のタイヤ80本分で500円以下という驚愕のコストパフォーマンス!
さらにタイヤに優しい水性で自然な黒さと艶感を出してくれるので、私もお気に入りで普段使いしています。
スプレータイプなので別途スポンジやウエスを用意する必要がありますが、非常におすすめです。
詳しい使い方についてはこちらの記事で解説しているので、よければ参考にしてください。
まとめ
タイヤワックスを塗って艶を出す=革靴の手入れを同じ
いかがでしたでしょうか?
まとめると、
- タイヤは放っておくと茶色く変色し、汚くなってしまう
- 汚い靴を履いている人と一緒で、汚いタイヤはみすぼらしい印象を与えてしまう
- 定期的に掃除・ワックスでツヤ出しをすることで綺麗な黒さを保てる
- タイヤワックスには水性・油性の2種類がある
- おすすめは水性
おしゃれは足元から、というように車も足元が綺麗だと全体が綺麗に見えます。
皆さんもタイヤワックスを塗ってピカピカの足元で車の綺麗をレベルアップさせていきましょう!
以上、【洗車のキホン】タイヤワックスって必要?選び方や意味など解説!という記事でした!