車の美しさを保つ!洗車マニアの洗車方法

『愛車をいつまでも美しく保ちたいけど、洗車ってどうすればいいの?』そう思っていませんか?
この記事では、洗車マニアから転職して洗車を仕事にしてしまった筆者が、愛車を綺麗に維持するための洗車方法を徹底解説します!
この記事では、今から洗車を始めたい!という方に向けた洗車マニアの洗車方法をご紹介します。
- 「洗車って、どこから手をつければいいの?」
- 「どんな洗車用品を使えばいいの?」
- 「洗車傷をつけずに洗うにはどうすればいいの?」
これらの疑問に一つひとつ丁寧にお答えしていきます。
愛車をピカピカにしたいあなたも、洗車で失敗した経験があるあなたも、ぜひ最後まで読んで、あなたの洗車方法をアップデートしてください!
- 車をピカピカに保ちたい
- 洗車の手順を知りたい
- 洗車の効率を上げたい
- 洗車前の準備の大切さがわかる
- 洗車に最適な場所と時間がわかる
- 愛車の塗装を痛めない洗車のポイントがわかる
- 洗車の具体的な手順がわかる
- プロおすすめの洗車グッズがわかる

洗車の前の準備
洗車は「水をかける前」から始まっている!
準備こそが成功の鍵
洗車を始める前に、実はとても大切な準備段階があります。それは「場所」と「時間」の選定です。この準備を怠ると、せっかく洗車をしたのに逆に傷を増やしてしまったり、塗装にダメージを与えてしまう原因にもなりかねません。
知っておきたい!洗車時の2つの落とし穴
洗車中に特に気をつけたいことが2つあります。
- 水や洗剤がボディの上で乾いてしまうこと:水や洗剤が乾くと、「イオンデポジット」と呼ばれるシミになったり、新たな汚れが付着する原因になります。特に夏場など、気温が高い日は要注意。洗車中に塗装面の温度が上がって乾かないように、手際よく作業を進めることが重要です。
- 砂やホコリによる傷:洗車中に砂やホコリが塗装面に付着し、それを引きずってしまうことで洗車傷がついてしまうことがあります。せっかく綺麗にするための洗車で傷をつけてしまっては本末転倒です。

これらのリスクを最小限に抑えるために、以下の条件を満たす環境で洗車を行うことを強くお勧めします。
洗車に最適な「場所」選び
水が乾くこと・砂やホコリが舞うことが大敵な洗車、トラブルを防ぐために場所選びも重要です。
- 直射日光が当たらない場所:太陽光が直接当たると、ボディが高温になりやすく、水や洗剤が乾きやすくなります。
- 屋根がある場所:屋根があれば、直射日光だけでなく、雨や風を防ぐこともできます。
- 気温が高くない場所:気温が高いと、上記同様に水や洗剤が乾きやすくなります。
- 地面がコンクリートで、周りに砂場がない場所:砂ぼこりが舞い上がりにくく、洗車中に砂が付着するリスクを減らせます。

最近では下記のようなレンタルスペースの屋根付き洗車場もあるので利用するのもおすすめです。
1組限定の完全予約制ですので確実に場所を確保できます。
— 屋根付きレンタルスペースの洗賃場 (@TV55050943) August 6, 2022
屋根付きピット、天井照明、コンセント、水道水、高圧洗浄機、エアーコンプレッサー、脚立、移動用自転車 も料金込み
1時間単位でご利用頂けます。
丁寧洗車、コーティング、磨き作業、
車両整備、DIY作業、プチ洗車オフ会などにもおススメ! pic.twitter.com/sRwIiqahPv
ベストな「時間帯」はいつ?
- 気温が低く、明るい早朝:涼しい時間帯で、日差しも強くないので、水や洗剤が乾きにくいです。
- 日差しが穏やかな夕方:夕方も比較的涼しく、日差しも弱いため、洗車に適した時間帯です。ただし、暗くなる前に終わらせるようにしましょう。
これらの条件を意識するだけで、洗車後の仕上がりに大きな差が出ます。

洗車グッズ厳選ガイド
洗車グッズ厳選ガイド
一体何から揃えればいいのかわからない…そんなあなたのために、私が現場やプライベートで実際に使ってみて「本当に良かった!」と思った洗車グッズだけを厳選してご紹介します。
1. ホース:水圧と取り回しやすさが重要
ホース選びで重要なのは「内径」と「長さ」。内径が細いと水圧が弱まり、すすぎに時間がかかってしまいます。おすすめは内径12mm程度。水量が確保でき、効率よく作業を進められます。
ホースの長さは、「蛇口から駐車場所までの距離+8〜10m」を目安に選びましょう。車までの距離と、車の周りを一周するのに必要な長さを考慮すると、このくらいの長さがあれば十分です。
特にオススメなのは、巻取りガイド付きのホースリール。ホースが絡まって癖がつくのを防ぎ、長期間快適に使用できます。癖がついたままだと水流が悪くなったり、ホース自体が劣化しやすくなってしまうんです。
2. カーシャンプー:潤滑性が決め手
カーシャンプーの最も重要な役割は、塗装面とスポンジやタオルとの摩擦を減らすこと、つまり「潤滑性」です。
こびり付いた汚れは定期的なメンテナンスで落とすとして、日常的な洗車に使うシャンプーは、成分残りがなく、潤滑性の高いものを選びましょう。これにより、洗車傷のリスクを大幅に減らすことができます。
おすすめはシュアラスターのカーシャンプーです。中性・ノーコンパウンド・癖がなく泡切れもよいのでお勧めできます。

泡泡で洗車したい!という方はウィルソンの泡仕立てシャンプーがおすすめですが、泡が残らないようにしっかりと濯ぎましょう。

3. バケツ:容量と機能性で選ぶ
バケツは、ボディに付着した砂や埃などを洗い落とす際に使用します。
ある程度水を貯められる容量の大きいものを選び、砂埃の再付着を防ぐ「グリッドガード」が装着できるものがおすすめです。
グリッドガードがあれば、バケツの底に沈んだ砂を巻き上げにくく、洗車傷のリスクをさらに軽減できます。
おすすめはDETAIL GUADSのグリッドガード付きバケツです。
スペースに余裕がない場合は、折りたたみ式の軽量バケツを2つ用意し、「すすぎ用」と「洗剤用」に使い分けるのも良い方法です。
4. 脚立:楽な姿勢で作業するために
車高の高い車はもちろん、そうでない車でも、脚立があると楽な姿勢で作業ができます。
特にルーフなど高い場所の洗車が格段に楽になりますよ。
アルミ製で折りたたみができる軽量のものを選べば、持ち運びや収納も楽です。
5. マイクロファイバークロス:洗車の必需品!
洗車に欠かせないのがマイクロファイバークロスです。タオルよりも傷つけにくく、汚れをしっかりと絡め取る力が強いのが特徴です。私がオススメする洗車方法では、スポンジの代わりにこの新品のマイクロファイバークロスを使用します。

ボディに傷をつけないためには、新品のクロスを惜しみなく使うのがコツ。使い古したものは、ドアの内側や内装を拭くなど、汚れの度合いに応じて使い分けていくと、コストパフォーマンスも良くなります。
おすすめはコストコのマイクロファイバークロスです。プロショップでも使用している所が多く、一袋36枚入りでコスパも良いのでおすすめです。
6. ドライングタオル:拭き取り時間を大幅短縮
最近、洗車時の拭き取りに使う大きなマイクロファイバー製のタオルが普及しています。これがドライングタオルです。
吸水性が非常に高く、ルーフ、ボンネット、リアハッチなど、水が乾きやすい場所を中心に大まかに水滴を拭き取るのに最適です。
拭き取り時間を短縮することで水がシミになるリスクを減らせるのでマストバイなアイテムです。
SHSCLYのドライイングタオルがサイズも大きく、コスパが良いのでおすすめです。
ただし、ボディのサイド面は地面に近く、タオルが地面について砂を引きずるリスクがあるので、前述のコストコのマイクロファイバークロスを使うと安心です。
7. ホイールウォッシュミット:ホイール洗浄の強い味方
手にはめて使用するホイール専用のミットです。細かい部分までしっかりと洗えるので、ホイールのような複雑な形状のものを洗うのに非常に便利です。
WORKSTUFF ホイール専用洗浄ミットがおすすめです。


8. Various Coat(和光ケミカル):仕上げはコレで決まり!
和光ケミカルから販売されている仕上げ剤です。施工が簡単でムラになりにくく、濡れたボディにそのまま使うことができ、艶出しはもちろん、ピッチ・タールといった頑固な汚れを落とすクリーナーとしても使える万能なアイテムです。
私も様々なコーティング剤を試しましたが、最終的にこれが一番使いやすいと感じ、今回ご紹介しました。

洗車の手順を徹底解説
傷を最小限に抑えてピカピカにするための洗車手順
ステップ1:洗車前の準備 – 汚れがどこについているか確認
洗車道具とホースを準備したら、すぐに水をかけるのはNG!
まずは車のどこに、どんな汚れが付いているかを確認しましょう。
水をかけると水滴で汚れが見えにくくなってしまうので、このステップが洗い残しを減らすための重要なポイントです。
ステップ2:ホイール洗浄 – 時間がかかる箇所は先に
洗車はホイールから始めるのが鉄則です。
ホイールは複雑な形状をしているため、洗うのに時間がかかります。
ボディに水をかけた後にホイールを洗うと、ボディに付いた水が乾いてシミになってしまうからです。
最初に4本のホイールをしっかり洗いましょう。

※ホイールを洗った後のバケツの水は、汚れでいっぱいなので、
シャンプー水を作る前に必ず捨てて、新しい水で作り直しましょう。
※タイヤの茶色い汚れはカーシャンプーでは落ちにくいので、
タイヤ・ホイールを綺麗にする方法については別の記事で詳しく解説します。
ステップ3:予洗い – 大きな汚れを落とす
ホイールを洗い終わったら、ボディ全体にシャワーをかけて、大きな埃や砂を落としていきます。

ノズルの水流を変えてストレートにして強い水流で汚れをざっと洗い流し、
シャワーに切り替えて大まかな埃・汚れを落としていきます。
この工程をしっかり行うことで、後のシャンプー洗車で傷をつけてしまうリスクを減らせます。
ステップ4:シャンプー洗車 – 優しく、丁寧に
ここからはマイクロファイバークロスを使ってボディを洗う手順を解説していきます。
1. カーシャンプーを泡立てる

バケツに水を入れ、ホースの水流でシャンプーを泡立ててシャンプー水を作ります。
2. 新品マイクロファイバークロス+シャンプー水で洗う
新品のマイクロファイバークロスを四つ折りにし、シャンプー水を十分に浸します。
ヒタヒタになったクロスをボディに優しく滑らせるように洗っていきます。

1パネルの半分くらいを洗ったら、クロスをバケツで濯ぎ、再びシャンプー水を浸して洗う…
という作業を繰り返します。
ステップ5:すすぎ – 洗剤を残さず徹底的に
洗い終わったら、シャワーで洗剤が残らないように十分に洗い流します。上から下に汚れを流していくように、丁寧にシャンプー水を洗い流しましょう。

ゴムモールやドアの内側などは洗剤が残りやすいので、特に意識して水をかけて洗い流してください。
ステップ6:拭き上げ – スピーディーかつ丁寧に
- 洗車用大判タオルで大まかに水滴を取る
- コストコのマイクロファイバークロスで取りきれなかった水滴を拭く
- ドアの内側・トランクの内側・ボンネットの内側の水滴を拭く
ボディ全体を拭き上げたら、ドアの内側、トランクの内側、ボンネットを開けた内側などにも水が付いているので、忘れずに拭き取りましょう。

ステップ7:仕上げ – 美しさに磨きをかける
全体の水滴を拭き終わったら、バリアスコートをクロスに吹き付け、ルーフから順番に拭き残しがないように丁寧に拭いていきます。
(ボディではなくクロスに吹き付けた方がムラになりにくいです)
バリアスコートは施工性がよく、艶出し効果が高いのでプロの現場でも仕上げ作業に使われており、信頼性のある人気のケミカルです。
樹脂パーツやホイールにも使えるので、ガラス以外の箇所に使用し、ムラにならないように仕上げていきましょう。
シャンプー洗車で落としきれなかったピッチ・タール汚れは、この時にバリアスコートを吹き付けてしばらく置いてから優しく擦ると落としやすくなります。
ドアの内側やトランクの内側にもボディと同じように塗っておくと、汚れが付きにくくなります。
完成! – 愛車が輝く瞬間
すべての工程が完了!洗車前と比べて、愛車が見違えるほど艶やかになっているはずです。必要に応じて、最後にガラスに撥水剤を塗布するのもおすすめです。
まとめ
洗車は愛車を長く大切に乗るためにとても大切なことです。この記事を参考に、正しい洗車方法をマスターして、愛車をピカピカに保ちましょう。
以上「車の美しさを保つ!洗車マニアの洗車方法」という記事でした!

おすすめ洗車グッズまとめ
ホースリール
シャンプー


バケツ
マイクロファイバークロス(コストコ)

ドライイングタオル(拭き上げ用大判タオル)
ホイール用ウォッシュミット


WAKO’S Various Coat(仕上げ剤)
